2016年10月7日金曜日

移動平均線

ある一定期間の終わり値を平均値し
グラフ化したテクニカル指標です

平均線なので
グラフが右肩上がりなら上昇中
グラフが右肩下がりなら下降中と言えます

トレードをする時に知りたい事は
その時、現在も上昇中なのか
ということだと思います

右肩上がりの時それを見極めるには
その時の価格が
グラフの上にあるのか下にあるのかを見ます

単純に
今は平均より上なのか下なのか
ということです

右肩上がりの移動平均線の時
下に現在価格があるのであれば
その上昇状態(トレンド)は終わりかけています

一度
移動平均線を超えて少し戻り
更にさっき超えた安値も更新した時
そのトレンドは完全に終わったと
考えていいと思います(黄矢印)


少しイメージしてください
あなたは今
高層ビルの地上1階にいて
ピンポン玉を
ラケットで天に打ち上げています
何秒かしたら打ち上げたピンポン玉の
上昇力は弱くなり
地球の引力により
いずれ下に落ちはじめ
最終的に地面に落下します

1度打ち上げたピンポン玉は
もう1回打たなければ
地面に落ちます
しかし
もしあなたが打ち上げた後
誰かが2階にいて
そこから更に打ち上げたら
どうなりますか?
ピンポン玉は
3階を目指してまた上昇し始めます

別のパターンを例にします
今日のあなたは
とても調子が良く
ピンポン玉を3階まで
一気に打ち上げました
しかしその時
3階には誰もいなく
やはり2階にいた誰かが
更に打ち上げ
ピンポン玉はもう一度
3階まで上昇しました
その時、今度は誰かがいて
更に打ち上げたので4階まで上昇しました

ここで
地上にいるあなたは(SRライン)
ピンポン玉を(価格)
ラケットで打ち上げた誰かを(価格の反発力)
とイメージしてください

登場人物は
あなた(SRライン)
誰か1(短期移動平均線)
誰か2(中期移動平均線)
誰か3(長期移動平均線)
誰か4(別のSRライン)で
あなたを含めた登場人物は
高層ビルの階段は
登り降り自由にできる事とします

あなた(SRライン)が
ピンポン玉を打ち上げ(白矢印)
誰か1(短期移動平均線)が
2階で打ち上げ成功(赤矢印)
更に
誰か1(短期移動平均線)が
3階に登り打ち上げ
ピンポン玉は5階に
誰か1(短期移動平均線)は
4階に上がるものの
5階にいた誰か4(別のSRライン)が
下に打ったので
打ち上げ失敗(長い赤矢印)
3階にいた
誰か2(中期移動平均線)も
一旦打ち上げるも
高さが足りず取りこぼし(黄矢印)
ピンポン玉は地上へ
地上にいたあなた(SRライン)は
もう一度3階まで打ち上げ
2階に降りてきた誰か1(短期移動平均線)が
更に打ち上げ
誰か2(中期移動平均線)が
3階まで降りてくるも
打ち上げそこね
再度地上へ落下
そこに
通りすがりの誰か3(長期移動平均線)が
4階まで一気に打ち上げ(黄緑色矢印)
誰か1(短期移動平均線)が
そこから5階まで打ち上げた

今回のチャートパターンは
そんな感じです

つまり
何が言いたいかというと
どこかで何かの反発力がないと
価格は落ちるということです

短期移動平均線の
トレンドが終わっても
中、長期移動平均線のトレンドで
ダウ理論が崩れていなければ
また新たに
短期移動平均線から
新たなトレンドが始まる
そんなイメージをもって
チャートを見ると
しっくりくると思います