2016年10月2日日曜日

ストレート通貨とクロス通貨

インターバンク市場では
米ドルの取引が中心になる為
米ドルが相手となる通貨ペアをドルストレート通貨
米ドルが絡まない通貨ペアをクロス通貨と言います

例えばUSD/JPYで円買いをする場合は
同時にドルは売りになります

しかしGBP/JPYの場合は実際の直接取引はない為
インターバンク市場では米ドルを介して取引が行われます

GBP/JPYを買う場合はまず円を売って米ドルを買い
買った米ドルを売って英ポンドを買います
この2つの取引が合成されて
成り立つ事から合成通貨とも言われます

GBP/JPYの価格は
USD/JPYの価格×GBP/USDの価格
という事になります

写真の例だと
USD/JPYが104.735
GBP/USDが1.21836
GBP/JPYが127.612
なので
104.735×1.21836=127.605となります
このMT4の実際の値と計算値が
多少違いますが
これくらいの誤差は無いと考えて問題ないです

この様にクロス通貨は
2つの通貨ペアを掛け算して成り立つので
変動率(ボラティリティ)が大きくなります

例えば
ストレート通貨ペアの
USD/JPYとGBP/USDが共に1.5倍上昇すると
クロス通貨ペアのGBP/JPYは
1.5×1.5=2.25
2.25倍上昇する事になります

この様にクロス通貨ペアは
大きく変動するので大きく稼ぐことが
できるのですが
3つの通貨が絡んで成り立つので
乱高下しやすいのでリスクも大きくなります
取引するなら
長期時間軸でそれなりの
リスクを負って行うか
2つのストレート通貨ペアが
同じ方向にブレイクした時に
追ってエントリーできる
システムを組んで行うと良いと思います